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どんなスパムメールが存在するのか?

スパムメールを受け取ること自体、不愉快極まりないのですが、予備知識がないと実害が出てしまう場合があります。そこで、まずスパムメールを類型化してみます。

1.ねずみ講まがい勧誘メール
スパムメールで一番多いのはポルノサイトからのメールであり、このねずみ講まがいメールは僅かですが2位と言う話(http://www.chooseyourmail.com/pressrelease.htm#8)がありますが、私の場合はこのねずみ講まがい勧誘メールの案内が圧倒的に多いです。というかポルノサイト関係のメールは英語のものがたまに来るぐらいです。

このタイプはMMF(Make Money Fast)タイプのものが多く、「何でこんな良いチャンスがあるのに、お金を出さないのか? 出資した分の何十倍ものお金が入るのに。やることも簡単で、あとは預金通帳にお金が入ってくるのを待つだけです」みたいなものが多い。

特に今、「ホームページのスペースをレンタルさせるマルチ商法」「ホームページ作成内職」の被害が増えていますので注意が必要です。

こういうメールは必ずと言って良いほど次のような文句が書かれています。逆にいえば、こういうメールを受け取ったら絶対に反応してはいけません。

  • 「突然のメール失礼します」で始まる
    → 「失礼なことしていると思っているのなら出すな!」と思うのは私だけでしょうか?

    私の偏見かどうか分かりませんが、上記の文句があると、スパムかなと一瞬思うときがあって、リンク依頼とか雑誌への掲載依頼のメールで、「突然のメール失礼します」とある時は、何でこんな書き方をするのだろうと思ったりします。「ホームページを見させていただきました。○×△%*・・・で参考になりました。つきましては、私のホームページからリンクを貼らせていただきたいのですが、宜しいでしょうか?」で十分だと思うのです。ホームページを見てその内容に関するメールを出してくれているのだから、「突然」でもないと思うのですが・・・。「突然」とは脈略もないのに送ってくるスパムにぴったりの言葉であり、リンク依頼のメールにはふさわしくない気がします。話が逸れました、すいません(^_^;)


  • 「ねずみ講ではない」「合法である」という
    泥棒は自分のことを泥棒とは言いません。ねずみ講まがいメールを送るスパマーたちは決して自分たちのビジネスをねずみ講とは言いません。確かに、ねずみ講とは法律上、純粋に金銭のみを媒介としたものであり、スパマーたちのビジネスの中には法律上はねずみ講として分類されるのではなく、マルチ商法と呼ばれるものであることも多いです。マルチ商法、マルチまがい商法とも、その意味で合法です。しかし、ことさら「合法である」と繰り返せば、余計に怪しいものです。こんなメールに誰がひっかるのだろうかと思うのですが、誰もいなければ「スパム」はとうの昔になくなっているはずであり、1000人に一人でも引っかかる人がいるので、スパムはなくならないのでしょうけど。


  • 「1億円稼いだ人もいます」「1ヶ月100万以上可能」「預金通帳にお金がざくざく」
    具体的な報酬を明記しています。その一方、どこにその1億円を稼いだ人がいるのか全く書かれていない。また、1ヶ月100万以上というが、その計算例がいかにも楽観的。

    こういう嘘を見抜くのは簡単なのですが、騙されやすい人は注意です。練習問題が必要な方は、こちらをどうぞ。


  • いつまで経っても上陸間近か
    ネットワークビジネスの中には、米国からのものであることも多く、日本に上陸する前に始めれば、ピラミッドの良い位置につけ高収入が入りますよ、という意味だと思いますが、この手のスパムメールは文面が毎回同じで、「え? 一年前も上陸寸前じゃなかったかな?」と思ったりすることもしばしばです。更新されていないホームページも嫌われますが、更新されていないメールはもっと最悪です。これとよく似た非更新メールの例としては、「月収平均59万達成!」とかいうメールです。いつ送られても平均59万、全然収入が伸びないビジネスに魅力は感じませんね。


  • 「私も最初は嘘だと思いました」「私もあやうくごみ箱に捨てるところでしたが捨てなくて良かった」とうそぶく
    いつも同じ文面が焼き増しされているだけで、私って誰なのだ? 名前ぐらい名乗りなさいとか思うのですが、ほとんどのスパムは名前を名乗りません。それどころか後述しますようにメールアドレスでさえフェイク(偽者)であることが多いのです。
2.アダルトサイトからのメール
私の場合は、上述のように「ねずみ講まがいメール」が圧倒的に多いのですが、アダルトサイトからのメールが多い人もいるかと思います。アダルトサイトは他の商用サイトと違って、儲かる率が違うので、その分スパマーたちも多くなるようです。また、アダルトサイトと一緒にするのはかわいそうなサイトもありますが、出会い系のサイトからのスパムも最近多いように思います。

また、最近急増しているのが、「身に覚えのないアダルトサイトからの請求」メールです。この架空請求メールについては、こちらをどうぞ。


3.不幸のメールなどチェーンメール
次に多いのが、ネット版不幸のメールの類。一定期間内に友人5人にメールを送らないと不幸が起きるというもの。こういうメールを受け取ったら即座に削除し、絶対に面白がってこういうメールを友人などに送ってはいけません。下手をすると、ネットにこういうメールが跋扈し、送信サーバなどをダウンさせることになりかねません。絶対無視に限ります。


4.詐欺メール
例えば、「あなたは私達のサイト(アダルト)を見ました。つきましては視聴料○○円がまだ振り込まれていません。至急、下記の講座にお振込みください。なお、お振込みいただけない場合は、警察に届けさせていただきます。こちらは、あなたのIPアドレスや名前も分かっています」とかいうメールです。心にやましいところがある人は、「え?」と思いながらも、信じてしまうかもしれません。どのIPアドレスの人間が自分のサイトを見ているかということは簡単に分かりますが、何という名前の誰が接続しているかまでは、プロバイダーの顧客情報を管理しているサーバにでも進入しない限り分かりません。無視して良いものがほとんどかと思います。不安があれば、勇気を出して警察に相談すると良いでしょう。