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添付型ウィルスHappy99にご注意を!


私が今いるウィーンは大雪が降ったりして大変ですが、日本は今、インフルエンザの猛威が凄いようですね。みなさん、ウイルスには充分に気をつけて下さい。(これは2月のバックナンバーです。)

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人間に風邪などをひかせるウイルスも大変ですが、コンピュータのプログラムを破壊するウィルスの方も、インターネットユーザーにとって頭が痛いもの。最近、そのウィルスの中でも話題になっているのが、米国発の「Happy99.exe」というメール添付型のウイルス。

まぐまぐが提供しているプレスリリースサービス「PressNetwork」 ( http://pchan.tegami.com/pressnet/)でも、同ウィルスが添付されたプ レスリリースがつい最近流れ、まぐまぐから以下のようなメールが届いたほどです。


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pressnetです。

さきほどのメール
[pressnet 2580]
に添付されていた
happy99.exe
はウイルスです。

読まず(起動せずに)にそのまま破棄して下さい。
メールのソフトによっては、自動的に保存されている可能性がありますので、 該当ファイルが存在した場合には、必ず削除して下さい。

このウイルスの詳細については、
http://www.datafellows.com/v-descs/ska.htm
をご覧下さい。

現在、発信元の特定を急いでおります。

--
山下 和佳(Kazuyoshi Yamashita) / UnitedDigital, Inc
■□■ yamashita@united-digital.com
□■□ ユナイテッドデジタル http://www.united-digital.com/
■□■ インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/

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(なお、まぐまぐさんが「ウイルスの詳細」の参照として挙げているURLは英語の記事になっています。)


このHappy99.exeを実行すると、“Happy New Year 1999!!”というメッセージが表示され、同時に新しいウィンドウが現れて花火の画像を表示されます。このウイルスの特徴として、一度感染すると、自分が出す メールに対して、同じヘッダー情報で添付されたメール(テキストはな し)がもう一通、自動生成され、友人・知人・商売相手にまで感染の危険を与えてしまうということがあります。


対策としては

・知らない人からの添付メールはむやみに開けないこと

・友人・知人からの添付メールでも、必ずウイルスチェックしてから開けること

・ウイルスチェックソフトのパターンファイル(コンピューターウイルスの特徴データをファイル化したもの)をこまめにアップデートしておくこと。ちなみに、トレンドマイクロ社のウイルスバスターの場合、パターンファイル500以降なら、Happy99.exeを検出可能です。

・もし、不幸にもHappy99.exeに感染してしまった場合には、トレンドマイクロ社が掲載している同ウイルスの駆除方法の説明(http://inet.trendmicro.co.jp/virusinfo/default3.asp?VName=TROJ%5FSKA) を読みましょう

などです。

とりあえず、今感染しているか心配な人は、WindowsのSystemフォルダー内に、「ska.exe」「ska.dll」「wsock32.ska」というファイルが存在しないかチェックしてみてください。


また、JCSA(日本コンピュータセキュリティー協会がまとめた情報(http://www.jcsa.or.jp/ska.html)を参考にしてみるのもいいでしょう。

なお、「窓の杜」では、http://www.forest.impress.co.jp/article/1999/01/29/virus5.html にて、オンラインで試用版が入手可能なウイルスチェックソフト4本の説明 及びダウンロードができるサイトへのリンクを掲載していますので、まだ ウイルスチェックソフトをお持ちでない方は、是非、ダウンロードしてみて 下さい。

ウイルス全般の知識を得る為には、IPA(情報処理振興事業協会。 http://www.ipa.go.jp/SECURITY/virus/qa.html)のFAQ集や、同じくIPAがまとめたメールの添付ファイルの取り扱い5つの心得が役に立つで しょう。もしくは、アンチウイルスソフト制作の3大企業のサイトが役に立 つと思われます。


・ネットワーク アソシエーツ
http://www.nai.com/japan/

・シマンテック
http://www.symantec.co.jp/

・トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/



ただ、逆にウイルス情報にもデマがあって、そのメールが次から次へとネット上に徘徊してチェーンメール化する例もありますから気をつけて下さい。 ウイルスのデマ情報については、サンプルを

● インプレスの「Internet Watch」の記事
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/970911/chain.htm

などで見ることができます。


ウイルスに限らず、インターネット人口が増えるにつれ、ネットにお ける迷惑行為・犯罪行為は、増えることはあれ、消えることはないと思いま す。

そこで、本誌の第9号「ネット犯罪に巻き込まれない為に」を参考にして下 さい。http://www.kaiteki-net.com/nettrouble/netcrime/


その他、ネット犯罪に関係する記事が最近相次いで出ていますまので、そ れ以下にまとめて今号は終わりたいと思います。


●インターネット関連の犯罪についてどう思う?
http://www3.dialine.co.jp/result/199901/Result_1999_01E_1.html
アンケートClub(http://www3.dialine.co.jp/)の調査結果

●ニューメディアを使った悪質犯罪の防犯対策
http://www.npa.go.jp/seiankis3/newmedia.htm
警察庁より注意喚起。不用意にパスワードなどを他人に知らせないようになど。


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