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Vectorなどフリーソフトの情報源
今号のテーマである「フリーソフト」「シェアウェア」の意味はほとんどの
方がご存知だと思いますが、一般の市販ソフトとの違いは、両者ともネットワーク上でダウンロードして使うという点です。そして、両者間では、前者は誰もが好きな「無料」であり、後者は有料であるという点が違います。ただし、シェアウェアがいくら有料だからと言って、すぐに払わなくてはならないというのではなく、いわゆる試用期間というのが20日間とか30日間とかあり、試して使った後に送金すればいいので、一般の市販ソフトのように「買って損した」なんてことがまずないので、便利です。
ただし、試用期間が過ぎてもお金を送金していない場合は、すぐに削除しなければなりません。そのまま使えるからと言って、使いつづけるのは反則ですね。また、送金方法はReadme.textなどに必ず書かれていますので指示に従いましょう。郵便局で振り込める場合、銀行振込の場合、後述するようなVetorのシェアレジなどクレジットカードを使った支払方法など様々です。お金を支払った後、作者からそのソフトを継続して使うためのライセンスキー（英数字によるパスワード）が電子メールなどで送付されます。
● 情報源はこれで決まり
フリーソフト・シェアウェアについて語る上で、欠かすことのできない二大サイトがあります。窓の杜（http://www.forest.impress.co.jp/）とVector（http://www.vector.co.jp)です。前者はジャンル別インデクッスで欲しいソフトウェアがすぐに見つかります。後者のVectorの方が検索機能は優れているでしょう。Infoseek JapanやYahoo！ Japanと連携しているためです。例えば、FTPソフトが欲しいなら、検索画面で、「FTP」と入力すれば、すぐに欲しいソフトの一覧が出ます。そこから、各ソフトウェアの説明を読んで、ダウンロードすれば良い訳です。
また、Vectorはシェアレジと言って、シェアウエアの送金代行システムを持っています（ http://www.vector.co.jp/swreg/swreg.html ）。これは、シェアウェアの利用者が送金する際に、直接作者に送金するのではなく、Vectorが仲介になって、登録料金の授受を行なうシステム。他にNifty Serveの送金代行システム （http://www.nifty.ne.jp/interway/swreg.htm） も有名だ（こちらはNifty IDを持っていなければなりません）。
窓の杜にしてもVectorにしても、メールマガジンでアップデート情報やテーマごとのソフトウェアの紹介などを行なっています。窓の杜の場合は、火曜日から土曜日まで発行で、http://direct.ips.co.jp/watch/index.asp
から購読申込みができます。また、Vectorが発行するメールマガジンは週刊で、http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/mailnews/subscribe.html
から購読申込みができます。
他にもメールマガジンとしては、「BIGLOBEソフトウェア」（http://softplaza.biglobe.ne.jp/）が発行する惑星チャンネルニュースも参考になるだろう。ただ、説明が少ないため、上の２つに比べると不満が残る人もいるかもしれません。でも、サイトの方は数も多く、一見の価値ありでしょう。
インターネットを快適にするフリーソフト・シェアウェアは非常に多く、一旦、手に入れやすさ・使いやすさを知ってしまうと、どんどんダウンロードしがちですが、そうするとハードディスクを圧迫することになるので、私の場合、ダウンロードしたら貯めておかずにすぐに試してみて、本当に必要かどうかを見極めて、要らない物はどんどん処分しています。
処分の仕方は、直接削除するのではなく、Windowsの場合、「スタート」から「設定」→「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」するのが基本です。そうでないと、他のアプリケーションと共有して使用されているファイル（.dllファイル）などを誤って削除してしまうかもしれないからです。市販のアンインストールソフトなどを使えば、さらに奇麗に削除できますが、このソフト自体がハードディスクの容量を占拠しますし、何よりお金がかかりますので、買うか買わないかは自分で決めて下さい。
また、ダウンロードしたり、でも結局いらないと削除することを繰り返すと、ハードディスクに使われていない無駄な領域ができたりして、コンピュータの処理速度が遅くなる現象が起きます。そのような時は、最適化作業が必要です。まず、デスクトップアイコンの「My Computer」をダブルクリックして、対象となるハードドライブを選択して、右クリック、「プロパティー」→「ツール」→「最適化する」でできます。時間が相当かかりますが、起動時間をはじめとするコンピュータの処理速度が確実にあがりますので試してみて下さい。重くなったなと思ったら、最適化を忘れずに。
最後によくある現象に対するアドバイスです。ダウンロードしたはいいけどどこに行ったか分らない。そんな経験はないですか？ 私はたくさんあります(~_~;)。最初のうちは、どこにダウンロードしたか分らなくなった時には、ファイルの検索（日付・うろ覚えの名前など）で対処していましたが、それでも見つからないこともしばしば。
ある雑誌では、ダウンロードする先のファイルを決めておけばいいと書いてありました。これは、うまい手ですが、私の場合、メッセージウインドウが指示するファイルを変更するとまずいことが起こるかもと、変更が恐くなったり、面倒だったりするので、一旦、そのままダウンロードして実行ファイル（.exeなど）を選択して、右クリックで「送る」を選択します。
そして、「デスクトップに（ショートカットとして）」で、デスクトップ上にショートカットを作っておきます。これで、どこに行ったかと迷うことは絶対にありません。 |