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サーチエンジン特集


皆さん、こんにちは。特にPubzineから新しく読んでいただいている25名の方、Welcomeです。

今日のテーマはサーチエンジンです。皆さんは、サーチエンジンの数をどれぐらい 知っていますか? YahoogooGoogleInfoseekLycosExcite Japanフレッシュアイなどメジャーなところ以外にも何十とあるのをご存知でしょうか?

例えば、「オホーツク市場 サーチエンジン&リンク集」 (http://www.okhotsk.or.jp/hirano/search&link.htm) や「Web交差点 登録できるサイト一覧」 (http://www.coara.or.jp/~ueno/link/search.html)などのように、登録できるサーチエンジン・リンク集もあり、たくさんのサーチエンジンがリンクされていますが、私の経験上、マイナーなサーチエンジンに登録しても全くアクセス数に影響しないことが分っています。(上の2つのサイトの意義を否定している訳ではありません。)

これは、こういうリンク集などから今まで聞いたことのないサーチエンジンに登録しても、そのサーチエンジンを使っている人の大半は、登録して自分のホームページを宣伝したいと思って訪問している人たちだからに他なりません。つまり、ホームページを検索するのに、わざわざ登録数が圧倒的に少ないサーチエンジンで検索しようとする人は少ないからです。

そういう訳で、たまに「国内の数百のサーチエンジンに登録代行!」などと銘打ったホームページの宣伝をメルマガなどで見ますが、絶対にやめたほうがいいです。 登録するのはメジャーなところで、10ぐらいで充分だからです。

前置きが長くなりましたが、主要なサーチエンジンの特色について見ていきましょう。

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1.Yahoo! Japan http://www.yahoo.co.jp/
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言わずもがなのYahoo先生です。gooやInfoseekなどのロボット型サーチエンジン と違い、人間の目で見てカテゴリーに分けて登録される、いわゆるディレクトリー 型サーチエンジンの代表格。日本で最大のアクセス数を誇るサーチエンジン。

皆さんもご存知のように、なかなか登録されるのが難しく、その率は1割とも2割と も言われています。一応、3週間程度で結果は出ると説明されていますが、何せ何 の通知もないので、やっぱり今回も駄目だったかとか判断するのが難しい。本当に 見てくれたのかさえ分らない状態が続く。そこで、本家アメリカのYahoo!は199$ (約2万6千円?)を払うことにより、必ずホームページを見ることを約束し、登録 されるかの通知を出すサービスを始めた。ただし、お金を出しても登録される保証 は一切ないから、Yahoo!さん儲けすぎでないのという話も米国では出ているよう ですが、日本ではそのようなシステムは導入されないのでしょうか?

Yahoo!を利用するには、初心者にも分かりやすく、極めて直感的に使える。キー ワードで検索するか、ディレクトリーをたどって目的のホームページを見つける。 掲載されているホームページはやはり、どれも優れたものばかりだから、目的のホームページが見つかりやすい。

また、全文検索のロボット型と違って検索結果の数が少な目で、かつ的を得たものが多いため、目的のホームページを見つけやすい。一つの欠点は、まさしくその特長の裏側とも言うべきもので、紹介文にそのキーワードはないけど、実は探している目的のページだったということだってある。たくさんのことを扱っているページほどそうだ。

また、登録されているページがロボット型に比べると少ないこともあり、複数のキーワードで検索すると、該当ページなしということも少なくなかった。そこで、Yahoo!はもし、キーワード検索で該当ページがない場合、自動的にgooのデータベース内を検索できるように、gooと提携した。だから、例えば、MILのホームページはYahoo!には登録されていませんが、Yahoo!からのビジターがいることをアクセスログは示していたりします。


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2.goo http://www.goo.ne.jp/
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goo(これって、グーと読むんですか? 私はずっとゴーと読んでいました。先日、ウィーンの大使館に行った折に日経を読んでいて知った次第です。)は、いわゆるロボット型の検索エンジンで、今年もあるか分りませんが、昨年・一昨年と「検索の鉄人」というコンテストをやっていました。私は去年の「検索の鉄人」に参加して、第1次審査はクリアしたものの、第2次で駄目でした。それはどうでもいいことですが、その時以来、gooの使いやすさにはまっています。

必ず、目的のホームページがあると経験的に分ってくるからです。どんなキーワードで検索しても、何かしらのホームページがありますね。(そう言えば、そんな普通、誰も使わないキーワードで検索したページを紹介する、これまた変わったホームページを最近見かけました)。

登録数という点で、gooは非常に便利なのですが、gooは先述のYahoo!と違って、全文検索である為、そのキーワードを含む全てのホームページ(厳密な意味でのホームページはindex.htmlだけらしいですが、広義の意味で使っています)が検出される為、非常に検索結果が多く、閉口することも少なくありません。残念なことですが、背景と同じ色の文字でキーワードを複数書いて、ヒットされやすいように小細工(スパム行為)したホームページも多いですし。多少、スキルが必要です。

例えば、複数のキーワードで絞り込むことも重要ですし、また、更新日で検索したり、Boolean(ブーリアン)検索と言って、ブーリアン記号(AND、OR、NOT)を半角大文字あるいは半角小文字で入力し、キーワードとブーリアン記号の間は、スペースで区切って検索することも時には必要でしょう。

Boolean検索とは、

快適 and インターネット

であれば、「快適」と「インターネット」を両方含むもの。

快適 or インターネット

であれば、「快適」か「インターネット」かいずれかの言葉を含むもの

快適 and not インターネット

であれば、「快適」を含むけど「インターネット」は含まないもの

などのバリエーションで検索できます。(notは単独では使えない)


以下、gooが実際に示しているBoolean検索の例

チョコレートかイチゴを使った料理のレシピを手に入れたい場合には、次のように検索することで目的にあったページを見つけることができます。

( チョコレート AND レシピ ) OR ( イチゴ AND レシピ )あるいはレシピ AND ( チョコレート OR イチゴ )

また、チョコレートかイチゴを使った、ケーキ以外の料理のレシピを手に入れたい場合には、次のように検索することで目的にあったページを見つけることができます。

( チョコレート OR イチゴ ) AND レシピ AND NOT ケーキ
括弧とキーワードの間には特にスペースを入れる必要はありません。


また、gooはロボット型である為、いわゆるメタタグが有効であるかのように長ら く語られてきていましたが、それは誤りのようです。例えば、

<meta name="description" content="快適インターネット生活応援マガジン「My

Internet Life」は、インターネットの……">

としても紹介文にそのまま反映されるのではなく、ロボットがタグを抜いた本文を 前から順番に抜き出しているだけです。

だから、もし、Tableタグなどを使って、メニューを本文の上もしくは左に置いて いるのなら(メニューが画像でない場合)、紹介文は

ホーム What's new? バックナンバー about us E-mail 快適インターネット生活応援マガジン「My Internet Life」は、……

などと表示されます。このことはFAQにも明記されています。

ともかく、同じロボット型でも、これが、Infoseekとの大きな違いです。(メタタ グを使ったからといって、スパム扱いを受けて、ランクが減点されるかは不明)

また、ロボット型の場合、フレームを使ったホームページやクリッカブルマップ (イメージ・マップとも言いますが、1枚の画像でクリックする箇所によってリン ク先が異なる)は苦手のようで、データベースに正しく取り込めないようです。ど うしてもフレームを使ったページを持ちたい場合は、フレームあり版とフレームな し番の両方を制作し、ロボット型のサーチエンジンには、フレームなし版を登録す るなどの工夫が必要です。(IE5が発表された御時世ですが、IE3.0などフレームに 対応していないブラウザを使っている人もいますから、配慮されると全てのユーザ が利用できますしね)


もちろん、Portalとしての機能も充実していて、フリーメール、オンラインソフト のダウンロードサイト「Download ASCII」、ニュースの提供なども行なっていま す。

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3.Infoseek http://www.infoseek.co.jp/
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ロボット型のサーチエンジン。最近はPortalとしての位置を固めていく為、いろい ろな機能を追加していっています。例えば、コンピュータ用語辞典(結構、役に立 ちます)やVectorとの提携によるオンラインソフトのダウンロードの為の検索など 便利な機能が増えつつあります。

また、ホームページを登録する側の人にとっても非常に嬉しいシステムです。登録 して、営業日で3から4日の超高速で登録されます(gooは2週間から1ヶ月)し、メ タタグも有効ですから、ホームページのレイアウトの都合などで、最初の100文字 程度では必ずしも充分に内容を説明しきれない場合などにはメタタグを使えば良い ことになります。

また、index.htmlだけでなく、全てのページを登録可能(gooの場合は、ロボットが自動的にリンクをたどり、インデックス化するので、全てのホームページを登録する必要はないと説明されています)なので、MILのようにインターネットのTipsを扱っていると言っても、スパムメールからプロバイダーの選び方、オンラインショッピングの楽しみ方、ネット犯罪、役に立つフリーソフト、など幅広い内容を取り扱っていて、とてもトップページの登録だけでは、全てを説明しきれないタイプの場合は、嬉しいです。

実際、Infoseekからは、毎日600名以上のビジターがMILのページにありますが、バックナンバーによって、いろいろ差があります。興味のある人は、http://www.kaiteki-net.com/ranking.htmlを参照して下さい。人気バックナンバー順(そのページがあるキーワードに対していつも上位に検索されるのでビジターが多いだけという話もありますので、必ずしも人気順かは分りませんが)に並べてます。

また、Infoseekではホームページ運営者向けに検索窓の貸し出しを行なっています。これはよくある、要するにそのサーチエンジンのデータベース全体を検索し、結果、せっかくのビジターを他に逃すというタイプではなく、そのサイト内を検索してくれます。たくさんのページを持ったサイトを管理している人には便利な機能ではないでしょうか?


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4.フレッシュアイ http://www.fresheye.com
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30日以内に更新されたホームページのみ検索対象になります。ただし、更新日を 変えただけのようなホームページは検索対象外。また、Boolean検索も可能。

登録はロボットによってデータベースが作られています。しかし、紹介文は、上 から名詞を拾い上げて、羅列しているだけなので、いわゆるメタタグは効かないだ ろうと思われます。

ただ、ユーザーにとっては非常に使いやすい。通常のキーワードによる検索だけで なく、600ものトピックスに分けられ優良サイトが人間の目で選ばれている。最 近、何かと話題のLinux何かのトピックスもありました。参考になるサイトばかり だから好きなトピックスのホームページを次から次へと読んでいて、気がつくと1 時間以上フレッシュアイにいたということも少なくないです。

それだけはまりやすいサーチエンジンです。


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5.サーチエンジンへの一括登録サイト
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同じ内容を何度も入力してサイトを登録するのは面倒と感じる人は多いはず。何とか1回で済ませられないかと思うのが人の心。そんなサイトが実在します。(結構、有名なので、そんなに気張って言うほどでもありませんが……)

サーチエンジン一発登録 一発太郎
http://ippatsu.net/TARO/

さぶみっと!-JAPAN-(無料版)
http://submit.dragon.co.jp/promotion/free/index.html

ただし、上のサーチエンジンの傾向分析でも書いたように、サーチエンジンによって傾向がかなり違うので、アクセス数が命の商用サイトなどでは、もっとプロフェッショナルにサーチエンジンによってフロントページ(gatewayと言います)を変えた方が良いので、こういう一括登録型のサイトを利用することはお勧めできません。


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6.その他のサーチエンジン
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サーチエンジンは、いわゆるホームページを検索するものばかりではありません。プロバイダーを探したり、記事を検索するデータベースを公表しているところも少 なくありません。一例を紹介します。


● プロバイダーエクスプローラー
http://www.tky.3web.ne.jp/~masao777/index.htm
750以上ものプロバイダーの中から、いくつかの条件(アクセスポイント、値段、従量制か固定制か、無料Webスペースの有無、CGIの利用が可能かどうかなど)を入力することによって、適合するプロバイダーを検索できます。


● Provider Power Search
http://pps.asahi-np.co.jp/prov/
朝日新聞出版局がまとめたもの

● プロバイダーの情報を比較する
http://netnavi.nikkeibp.co.jp/top/05.shtml
日経NetN@viがまとめたもの

● プロバイダーサーチ
http://internet.impress.co.jp/provider/
Impressのサービス

● JAPAN PRESS INDEX
http://jpi.kyodo.co.jp/JPI/JPI.html
北海道新聞から沖縄タイムスまで日本各地の43紙をgooで検索できます。もちろん、その記事がgooに登録されていないと駄目ですが……

● 佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp
何と全ての記事をデータベースにして、無料で公開している新聞社がありました。調べ物がある時は、図書館に行かずとも用事が済むことが多くなりそうです。


最後に一々、ホームページをサーチエンジンに繋いでキーワードで検索するのは面倒と言う方、次の常駐型フリーソフトを試してみて下さい。

● 「Cyberwork URL変換検索システム」v1.02
http://www.cyberwork.co.jp/

日本語をブラウザのアドレス入力欄に入力してEnterキーを押すと、自動的に10万件にものぼるデーターベースを検索し、該当ページを表示してくれます。例えば読売新聞と入力すると、http://www.yomiuri.co.jp/に自動的につながります。 もし、該当ページが存在しない場合は、Yahoo! JapanやInfoseekで検索される(どのサーチエンジンで検索するかは設定可能)。ただし、やっぱり機械的にやっているので、思わぬ結果が表示されることもありますから注意。

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