● 警察庁、告発サイトの主張に「事実無根」との公式見解
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/osirase/keishi/keishi.htm
警察庁が、「悪徳警察官撲滅委員会」というホームページの内容についてコメントを
掲載、事実無根とした。神奈川県警のような例もありますし、事実のほどはよく分か
りませんが、告発サイトの増加は、逆に暴力団による恐喝・総会屋による企業への恐
喝などネット犯罪につながりかねず、「インターネットで一個人が大企業に勝った」
とか、言って手放しで喜ぶものでもなさそうです。
まず、個人で情報を発信できるようになったという意味で画期的なインターネットで
すが、それに伴い、情報発信する個人の責任が大きく問われることになります。今ま
でのメディアにおいては、いい加減な情報を個人がリークしても必ずその情報の真偽
が程度の差こさあれ吟味されてきました。大衆週刊誌では、情報の真偽よりもセンセー
ショナルな内容を好む傾向が多少見られたため、時たま問題にされたりしましたが、
必ずストーリーの真偽は重要な掲載基準として守られてきました。しかし、インター
ネットにおいては誰でも簡単に情報を発信できるという利点に基づき、逆に、客観的
な真偽の審査過程を一切経ることなく、情報だけが一人歩きすることが可能になりま
した。
私は何も特定の告発サイトについて、嘘を言っているとかいうのではなく、そういう
方々の意見を聞くのも面白いけど、告発されている側の声も同時に聞かないと、大企
業だから陰で悪いことしていそう、警察だからたまには悪いこともしていそう、とい
うイメージ先行の解釈が横行して、なんか危ないと思ってしまうのです。特に、「大
企業=悪」「個人=弱者=悪であるはずがない=善」みたいな単純な図式があるよう
で、日本が間違った方向に行ってそうな気がしてしまうのです。
私のような危惧を感じている人にも、またネット告発擁護者の方にも、役に立つサイ
トを最後に紹介しましょう。掲示板が充実しています。いろんな人の意見を学べるの
がネットにおける掲示板の良いところですね。
・ネット告発を考える
http://www4.freeweb.ne.jp/computer/yukue/
主要な告発サイトへのリンクもあります。