第1章: 日本語の文字コードには、主要なものだけで3種類ある

第2章: 文字化けメールはなぜ起こる

第3章: ホームページの文字化けは?

第4章: 機種依存文字などその他の文字化けの原因

第5章: 文字化けの「加害者」にならないために

第6章: 文字化けメールを修復するには

第7章: 役に立つ「文字化け」関係リンク






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文字化けメールの「加害者」にならないために

文字化けの「加害者」にならないために、実行したらいいことをまとめてみます。

1.メールを送信する時はJISで。

ほとんどのユーザーの皆さんが使っているメールソフトでは、デフォルト(初期設定)として、メールを書く段階ではシフトJISで、送信する段階ではJISになっていると思います。とくに、設定をいじくる必要はありませんが、「文字化けメールが届いたよ」と言われたら、設定を見直して下さい。

ただし、最近は国際化が日に日に進んでいますので、日本語以外のメールを送信する機会もあるでしょう。その場合はJISコードのままでは駄目ですので、適切な設定を行ってください。特に、日本語と外国語を混ぜて送信する際に利用できる文字コードUTF-8は今後浸透していくと思われます。UTF-8でのメールの送信方法はこちらを参照してください。


2.ホームページを作る時にメタタグを使う

ホームページを制作する時に、ホームページを記述している文字コードをメタタグで指定してあげると、ブラウザの文字コード判定ミスが減ります。メタタグの指定方法や効果・限界については、

● メタタグによる文字コード指定の有効性
http://www.shtml.jp/mojibake/meta.html

を参照してください。

また、せっかくメタタグで文字コードを指定しても、実際にホームページが記述されている文字コードと違う文字コードを間違って指定してしまえば、見えるものも見えなくなってしまいすから注意が必要です。実際、Googleの検索結果サマリーに文字化けが登場するのもこれが原因です。いかに文字コードの指定ミスが多いかについては

● Googleの検索結果サマリーが文字化け
http://www.shtml.jp/mojibake/google.html
「縺」「繝」「繧」という糸偏の漢字がかなりの頻度で出没する原因について解説しています。


3.機種依存文字・半角カタカナを利用しない。
○の中に数字が入っている文字や、株式会社が一文字になったものが機種依存文字であることは知っていても、「(はしごだか)」のような異字体も機種依存文字であることをよく知らないで使っている方も多いようです。Windowsでは表示されてもMacでは正しく表示されません。また、Shift_JISでは表示できても他の文字コードでは表示できなかったりなどの問題が発生します。

半角カタカナは使ってはいけないと分かっていても、顔文字の中には半角カタカナが混じっているものもありますので注意が必要です。半角カタカナを用いると経由するメールサーバによっては、動作不良に陥る場合があります。

● (参照)anetから誤配メール……個人情報付き
http://slashdot.jp/security/03/02/28/1048239.shtml?topic=74

なお、UTF-8でメールを送る分には、半角カタカナは全く問題になりません。また、機種依存文字と言われるものも、大半は文字化けしないで、Macに送信可能です。こちらを参照してください。

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