http://mail.goo.ne.jp
基本ディスク容量:6MB(gooメールアドバンスの場合は2GB。)
POP受信:3つまで設定可能。
gooメールには、「迷惑メールフィルター」という機能があります。詳細は、こちらのヘルプを見ていただくとして、簡単に言えば、「迷惑メールフィルター」とは、迷惑メールの疑いがあるメールを受信したときに、自動的に「迷惑メール」という名称の専用フォルダに移動してくれる(振り分けてくれる)機能のことです。gooのサーバ上に存在するデータベース(ブラックリスト)を参照して、自動振り分けがなされますので、ユーザー側での設定は不要です(Yahoo!メールとは違って、ユーザー側で、フィルターを解除したりできる仕組みはないようです)。
1.gooメールには、「受信拒否」機能があります。これが使いやすくできています。全てのメールに対して、左図の赤丸部分のように、「受信拒否」というリンクが表示されています。このリンクをクリックすると、
2.右図のような画面が表示されます。この選択したメールの差出人そのものを登録すれば、同じメールアドレスからのメールに対しては、受信を拒否できます。
ただし、この設定ですと、@の前の部分を少しだけ変えて送られてくるメールはそのまま受信してしまうことになりますので、@の後ろの部分が特定のものであれば、全て受信拒否することもできます。
後者の設定の場合、例えば、「@yahoo.co.jp」や「@hotmail.com」など大手の無料メールサービスのドメインを受信拒否の対象として登録してしまうと、迷惑メールだけでなく、通常のメールも受信拒否してしまうこともありえますので、注意が必要です。
受信拒否設定は、200件まで設定可能です。(ちなみに、Yahoo!メールの同機能も最大200件まで設定可能です。)有料のgooメールアドバンスドの場合は、合計400件まで設定可能です。
この受信拒否設定は、上述のように、個別のメールから設定していくことも可能ですし、「設定」メニューから行うこともできます。メニューの「設定」→「受信拒否/指定受信」に進むと左の画像のような画面になりますので、そこで一括設定も可能です。
3.メールのヘッダー表示機能が優れています。
メールの詳細を読む画面(「1.」の画像参照。)で、全てのメールに対して、「ヘッダー表示」というリンクが表示されています。このリンクをクリックすると、左図のように詳細ヘッダーが表示されます。これにより、迷惑メール送信者が使っているプロバイダやサービス提供会社が分かり、苦情を言うべき相手が分かります。差出人のメールアドレス(Fromヘッダー)だけでは、苦情を言うべき会社は決して分かりません。差出人のメールアドレスは簡単に偽装できるからです。
メールヘッダーから迷惑メール送信者を突き止める具体的手順については、デジタルARENA(日経BP)の記事:「迷惑メールの送信者を追え!(第2回)〜「ヘッダー情報」には敵の足跡が残っていた! / デジタルARENA」や、Internet Watchの記事:「【特別企画】 迷惑メール対処法〜ISPに通報して迷惑メールを減らす〜」を参照してください。
ライバル?のYahoo!メールでも同様に詳細ヘッダー情報を表示させることはできるのですが、ヘッダーを詳細表示にするか簡易表示にするか設定画面(メールオプション)で一律に設定適用してしまうタイプのものであるため、個々のメールにおいて、必要に応じて詳細ヘッダーを表示させたり非表示にさせたりはできません。この点に関しては、gooメールに軍配を上げても良いのではないかと思います。必要な時には詳細ヘッダーを見たいですが、そうでない場合は、詳細ヘッダーを表示させていると、本文が毎回下のほうに表示されて、読みにくいからです。
4.「件名」「宛先」「送信者」「CC」の4つでメールの振り分けが可能(最大20件まで)です。特定キーワードを「含む」「含まない」で振り分けます。この点は、Yahoo!メールの方が良いでしょう。Yahoo!メールでは、「本文」に対する検索・分類も可能ですし、また、「含む」「含まない」だけでなく、「で始まる」や「で終わる」も利用可能(しかも最大50件)だからです。
右の画像のように、「すべての振り分けルールを適用する」のチェックボックスを有効にしない限り、振り分けしてくれません。意外と落とし穴のように思います。また、「ルールの追加」ボタンの意味を私は最初誤解しました。クリックすると、その意味はすぐに分かりますが・・・。
|