1.ワームKLEZの諸活動

2.こんな人が感染する!!

3.もしもKLEZに感染してしまったなら・・・
--駆除方法--

4.早急に、IEのセキュリティーホールにパッチを!!

5.私は大丈夫?
パッチを当てているかのチェック方法

6.怒りの苦情メールを受け取ったら?

7.プロバイダのウイルスチェックサービスで安全?!

8.関連リンク集

9.メール

 
パッチを当てているかチェック
――1分で分かる判別方法――


先ほどから繰り返し出てきている「不適切な MIME ヘッダーが原因で Internet Explorer が電子メールの添付ファイルを実行する (MS01-020)」というセキュリティホールに対するパッチはかなり前からMicrosoftにより発表されています。

そして、Internet Explorerのセキュリティホール関連の報道はかなり頻繁に行われており、セキュリティホールもこれ以外にもたくさんあります。そのために、自分がパッチを既に当てているのか当てていないのかはっきり覚えていないという人もいることでしょう。そのような方には、簡単に1分で分かる判別方法を説明します。

Internet Explorerのバージョン情報※7を参照します。方法は、下記のようにInternet Explorerのツールバーから【ヘルプ】→【バージョン情報】と選択します。



そうすると、下記のような画面が表示されます。写真はバージョン5.5の場合です。



バージョン5.01及びバージョン5.5の場合は更新バージョンがSP2であれば、パッチは既に当てているということになります。SP1やSPの表示が全くないものは、まだ当てていないということです。IE6の場合は標準構成以上でインストールしたのであれば問題ありません。また、IE4以下を使っている人への影響(脆弱性)は、IE4は既にMicrosoftのサポートが切れているため、テストされていません。アップグレードしておくことにこしたことはないでしょう。

次のページでは、差出人を詐称するワーム・KLEZによってあなたが犯人扱いされた場合の対処方法を説明します。



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【用語解説】 バージョン情報
WindowsだけでもInternet Explorerにはさまざまなバージョンが存在する。マイナーバージョンまで入れると実にその数は数十とあります。

当サイトのアクセスログから分析した、Windows版IEの主要なバージョンとそのシェア(あくまでも当サイトのアクセスログからまとめたもので、必ずしも全体を反映しているわけではありません。サンプル数は約20万。アクセスしてくる全体の実に90%がWindows版IEを利用していることが分かります。)は
IE6  43%
IE5.5  29%
IE5.01  9%
IE5.0  6%
IE4  2%
その他  0.5%
※パーセントは、Windows版のみの比率。Mac版にはIE5とIE4.5という主要なバージョンが存在します。それぞれ、2.5%、0.2%という比率になっています。

最近発売されているWidnows用パソコンというのはほとんどがWindowsXPですから、IE6がプリインストールされているため、IE6のシェアは日に日に高くなっています。一方、IE5.01やIE5を利用している人も依然として多いようです。

実はブラウザのバージョン情報というのは、WEB開発者にとって非常に重要な情報になっています。例えば、ホームページ作成者がより動的なページを作成しようとするとJavaScriptやCSSという言語を使わなければなりませんが、両者ともブラウザのバージョンによって挙動がまちまちです。そのために、このブラウザのこのバージョンならこちらの命令、あのブラウザのあのバージョンならあちらの命令、などというように、細かく制御しなければならない場合も多いのです。また、動作確認用に主要なバージョンのブラウザは全部準備してチェックするのが望ましいと言われています。

正直、開発者泣かせのバージョンも存在するのも事実です!!


予断ですが、IE5.5の場合、ヘルプからバージョン情報を参照するとAcknowledgementというリンクが下部にあります。そこをクリックすると、IE5.5の開発に関わった人たちのスタッフ・ロールを見ることができます。




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