1.ワームKLEZの諸活動

2.こんな人が感染する!!

3.もしもKLEZに感染してしまったなら・・・
--駆除方法--

4.早急に、IEのセキュリティーホールにパッチを!!

5.私は大丈夫?
パッチを当てているかのチェック方法

6.怒りの苦情メールを受け取ったら?

7.プロバイダのウイルスチェックサービスで安全?!

8.関連リンク集

9.メール

 
IEにパッチを!!
――ウイルス対策ソフトの導入だけでは駄目――


ウイルス対策ソフトはもはや安全な快適インターネットライフに必須である。同時に、ウイルス対策ソフトだけでは不十分である。何度も随所で説明していますが、Internet Explorerのセキュリティホールをふさがない限り、今回のKLEZや少し前に大流行したNimdaやBadtransのような、メールをプレビューするだけで感染する可能性があるウイルスを防ぐことは難しいのだ。

ウイルス対策ソフトはウイルス定義ファイル(パターンファイル)との照合によりウイルス(ワーム)かどうかの判断を行っていることは、先ほど述べた。ウイルス定義ファイルは、ウイルスが発生して以降にはじめて作成されるわけであるから、新しく発生したウイルスに対しては無力だ。そのために、あなたがもし、運悪く新ウイルスの発生初期にそのウイルスが添付されたメールを受信してしまったら、お陀仏なのだ。

必ず、下記のMicrosoftのサイトで説明されている
不適切な MIME ヘッダーが原因で Internet Explorer が電子メールの添付ファイルを実行する (MS01-020)

というセキュリティホールの内容を知って、パッチを当てるべきである。パッチを既に当てているかどうかをはっきり覚えていない人は、次のページを参照してください。

このセキュリティホールについて簡単に解説しておきましょう。今までのウイルス・ワームは添付ファイルをダブルクリックして実行しない限り感染することはないと考えられてきました。ところが、このセキュリティホールを悪用すると、本来、「保存しますか?」とプロンプトで聞いてくるはずのファイルでも自動的にダウンロードされ実行させることが可能であることが昨年分かりました。

このセキュリティホールを悪用したワームがそれ以降、次々と発生しているのですが、対抗策としては

  • IEにパッチを当てる。ただし、ウイルスを直接ダブルクリックすればパッチを当てていても感染しますので、この点はお間違いなく。
  • IEのバージョンを6にアップグレードする。このセキュリティホールはIE6はその影響を受けません。ただし、最小構成でインストールすると感染の危険性が残ったままなので、必ず標準構成以上でインストールしましょう。

  • Outlook Express、Outlook以外のメールソフト※6を用いる。IEを使わずにNetscapeをブラウザに使っていても、Outlook ExpressやOutlookを使っていれば全く同じです。両ソフトはHTMLメールの表示にIEのコンポーネントを利用しているからです。
  • Outlook Expressのプレビュー機能をオフにする。同機能をオフにする方法はこちら
  • プロバイダのウイルスチェックサービスを利用する。ただし、100%安全ではありません。詳細はこちら
  • Macに乗り換える。Macを標的にしたウイルス・ワームはほとんどありません。KLEZもMacユーザーには関係ありません。
などが挙げられます。

特に、「1」の「IEにパッチ」は必須です。では、既にパッチを当てたかよく覚えていない場合の調べ方を次のページで説明します。

 

【用語解説】 Outlook Express以外のメールソフト
Becky!(シェアウェア。30日間無料お試し可能。4000円)などが有名。ヘビーユーザーを中心に根強い支持を集めています。

ただ、Becky!もIEのコンポーネントをHTMLメールの表示のために利用しているので、【ツール】→「全般的な設定」→「メールの表示」で「HTMLの表示」という項目の「MSIEコンポーネントを使用」のチェックを外しておくことが必要です。こうすれば、HTMLファイルが自動的にプレビューされることはなくなり、通常の添付ファイルとして処理されますのでダブルクリックしない限り、感染の可能性はないと思われます。

しかしながら、Becky!はシェアウェアなので、フリーソフトが良いという方はNetscapeに付属のNetscape Messanger(セキュリティ確保のために設定が1箇所必要です。ツールバーの【編集】→【設定】→【詳細】で「メールとニュースでJavaScriptを有効にする」のチェックを外しておきます。 )や電信八号も代替メールソフトの候補です。

いずれにせよ、シェアウェアでもフリーソフトでも試すことが可能ですから、一度使ってみるのも良いかもしれません。

ただし、メールソフトを変えてもブラウザはIEを使い続けているのであれば片手落ちです。ウイルス・ワーム感染はメールからとは限らないからです。悪意のあるサイトが、ウイルスのわなを仕掛けているかもしれません。その場合は、Netscapeや第3のブラウザと言われるOperaを使ってみるとより安全度が高いかもしれません(Netscapeにセキュリティホールが存在しないわけではありませんので、絶対に安全ということではありません)。

IEを使い続けたい人は、IEにパッチを当ててウイルス対策ソフト(+最新のパターンファイル)を導入することで、問題を回避しましょう。




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