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何時間以上インターネットをする人にはお得なのか?一般的な注意事項対象エリア
ISDNお申込み(ISDN既加入者はフレッツ・ISDN単独でのお申し込みも可能)



いくら月額2,800円でインターネットが使い放題になるからと言って、全てのインターネットユーザーが加入して得になるわけではありません。いったい、何時間以上インターネットをする人がフレッツISDNに加入すると得になるのか検証してみたいと思います。その際、プロバイダによってフレッツISDNのための料金体系がまちまちなので、まず、一番安いASAHIネットと平均的な料金体系のBIGLOBEを例にしてみたい。また、比較を容易にするため1年間の総経費で比較してみる。


● 既にISDN回線を利用している人(個人)の場合…プロバイダによってかなり変わるが、月平均35時間前後以上利用の方はお得である

フレッツISDN利用時

NTTの回線使用料・月額2,830円は今までと変わらない。つまり、フレッツISDN導入で1ヶ月間にインターネット接続のために必要な総経費は

フレッツISDN基本料金2,800円+NTTの回線使用料2,830円+ASAHIネット利用料・450円=6,080円。
1年間で、6,080円×12=72,960円。 フレッツISDNのための工事費が2,000円。計74,960円。

通常のISDN利用時

では、今までのインターネット接続時間がどれぐらいの人が得するのだろうか? 仮に月15時間インターネットにINSタイムプラス(月額350円。市内通話が昼間5分8.5円になる)を使って接続しているとすると、
月額の通話料はINSタイムプラス350円+15×102(円/時間)=1880円。
仮にINSタイムプラスではなく、iアイプラン3000(7,500円分の通話料までが定額3,000円になる。計算上は最大58時間ほどまで接続可能だが、実際には1秒でも繋げば昼間で3分8.5円、夜間で4分8.5円の課金があるので、もっと少ないはず)を利用した場合、3,000円。25時間程度までならタイムプラスの方がお得だ。

NTTの回線使用料2,830円+通話料1,880円+ASAHIネット利用料1,700円(プランB。接続時間は月に15時間まで)=7,170円。
年間で、6,410円×12=76920円。

つまり、ASAHIネットの場合、月に15時間ぐらいしか利用していない人でも十分に乗り換え効果があることになる。


しかし、ASAHIネットは料金比較で明らかなように、ダントツに安い料金体系である。より一般的な料金体系であるBIGLOBEを例に考えてみよう。

フレッツISDN基本料金2,800円+NTTの回線使用料2,830円+BIGLOBE利用料2,000円=7,630円
1年間で、7,630円×12=91,560円。
フレッツISDNのための工事費が2,000円で計93,560円。

仮に月に40時間利用しているとすると、
月額の通話料はINSタイムプラス350円+40×102(円/時間)= 4,430円。
仮にINSタイムプラスではなく、iアイプラン3000(7,500円分の通話料までが定額3,000円になる。計算上は最大58時間ほどまで接続可能だが、実際には1秒でも繋げば昼間で3分8.5円、夜間で4分8.5円の課金があるので、もっと少ないはず。ここでは40時間の通信料が7,500円を超えないと仮定しています。)を利用した場合、こちらの方が安くつきます。

NTTの回線使用料2,830円+通話料3,000円+BIGLOBE利用料2,000円(使い放題コース)=7,830円。1年間で93,960円。

つまり、BIGLOBEを利用している人なら月に40時間前後利用している人なら乗換えた方が得ということになる。もし、iアイプラン3000ではなく、タイムプラスを利用しているのなら月に25時間程度の人でも乗り換えた方が良いことになります。

※ NTTの料金体系は、3分8.5円と言っても、極端な話、1秒でも繋がれば8.5円である。つまり、月額5千円分は最大29.4時間分だが、実際はもっと少ない時間しかインターネットできないのだ。そのため、上の比較では月に35時間前後インターネットをする人からお得と断じたが、実際はもっと少ない時間しかインターネットをしない人でも得する可能性は高い。恐らく30時間前後インターネットをする人ならフレッツISDNを考えた方が得なのである。フレッツISDNのお申込みはこちらから可能です。




● 現在はアナログ回線を利用している場合(個人)…月に50時間前後利用している人は乗り換えの価値あり


現在はアナログ回線(モデムでインターネット接続)を利用している場合、フレッツISDNに加入するためには、当然、ISDNに加入しなければならないので、上記の計算例より、よりヘビーユーザーでなければフレッツISDNを導入しても料金的なメリットは受けられない。

フレッツISDN利用時

まず、NTTの回線使用料が月額1,750円(プッシュ回線使用料390円を除く)から月額2,830円(新たに電話回線を敷くことなく、そのままアナログ回線を転用する場合)に上がる。また、ターミナルアダプター(1万円5千円から2万円)も準備しなければならない。また、ISDNの工事費(2,800円)もかかる。しかし、長期的にみた場合、50時間以上利用しているヘビーユーザーならISDNに変更し、更にフレッツISDNを導入するメリットが十分にある。それを以下に検証してみたい。

ASAHIネットの場合からまず見てみよう。

フレッツISDN基本料金2,800円+NTTの回線使用料2,830円+ASAHIネット利用料・450円=6,080円。
1年間で、6,080円×12=72,960円。 ISDN導入工事費(2,800円)。フレッツISDNのための工事費が2,000円。計77,760円。

一方、モデムでアナログ回線で40時間接続した場合、
NTT通話料は、タイムプラス(アナログ回線の場合、月額200円)を利用した場合、200+40×102(円/時間)=4,280円。
NTTの回線使用料1,750円+NTT通話料4,280円+ASAHIネット利用料・1,950円(プランS。接続時間無制限。)=7,980円
1年間で、7,980円×12=95,760円

となり、仮にターミナルアダプターに18,000円使っても、ほぼ1年で採算が採れる計算になることに気づいていただけるだろう。


では、より一般的な料金体系であるBIGLOBEで検証してみよう。

フレッツISDN基本料金2,800円+NTTの回線使用料2,830円+BIGLOBE利用料・2,000円=7,630円。
1年間で、7,630円×12=91,560円。
ISDN導入工事費(2,800円)。フレッツISDNのための工事費が2,000円。計96,360円。

一方、モデムでアナログ回線で50時間利用した場合、
NTT通話料は、タイムプラス(月額200円)を利用した場合、200+50×102(円/時間)=5,300円。
NTTの回線使用料1,750円+NTT通話料5,300円+BIGLOBE利用料・2,000円(接続時間無制限。)=9,050円
1年間で、9,050円×12=108,600円

1万7千円ぐらいのターミナルアダプターなら買えることになります。

50時間と言うとかなりのヘビーユーザーになると思われるが、上記の計算例で用いたNTT通話料はあくまでも、最大理論値であり、実際は計50時間インターネットした場合の通話料はもっと高い。例えば、タイムプラスで5分8.5円といっても、最大で5分までは8.5円という意味であり、毎度毎度インターネットに接続する際に5分、10分、15分など、目一杯利用することはまずできない。5分1秒でも17円であるので、もっと少ない接続時間のユーザーでも、定額2,800円の魅力は大きいはずであり、ISDNを既に導入していて、ADSLへの切り替えが面倒な人やADSLを導入したいけどエリア外だという人なら十分に導入を検討してみるべきだ。ISDNのお申込み及びフレッツISDNのお申し込みはこちらから。もちろん、ADSLが利用可能な人はADSLをこちらから申し込んだら良いでしょう。

また、上記の例では、あくまでも1年間という単位で見た結果であり、より長期的な観点からみるならば、よりインターネット利用時間が短いユーザーにもフレッツISDNは朗報となるはずである。もちろん、ISDNを導入することにより、インターネット接続スピードがモデム接続に比べ飛躍的に上昇することは言うまでもない。56KモデムとISDN(64K)であれば、あまりスピードに違いがないように思われがちだが、実際は、56Kモデムの56Kというのは理論値であり、実際はノイズなどの影響で最大52K、普通は44Kからいいとこ48Kと言われている(詳しくはこちらを参照してください)。それに比べISDNならデジタル回線なのでノイズも少なく理論値どおりのスピードが出る。ISDNは本当にお薦めなのである。

こちらのページからISDNのコスト面での解説に始まり、ターミナルアダプターの選び方、ISDNお申し込みができるので、皆さん利用して欲しい。