対策としては、「個人情報の取り扱いについて」などの説明書きがあるサイトや使用目的を明記したサイトに限って懸賞・プレゼントには応募するのが吉です。懸賞企画を実施しているサイトでは、よく、「当社から当社の新製品などの情報を不定期的に送って宜しいでしょうか」というチェックボックスがよくありますが、私は、いつも「もしかしてここでYesにチェックしないと当らないかも」と小市民的なことを考えてYesをチェックしてしまうのですが、いつも“お墨付きスパムメール”の嵐に閉口して、解除するのに苦労することが多いです。

ですから、どうせ商業メールを受信しなければならないようになるのならば、興味を持った分野の情報を受け取りたいものです。PlayStation・インターネットには興味があるが、住宅には興味が無いという人が、住宅サイトがPlayStationをプレゼントでくれるからと言って応募しても、興味の無い案内メールを受け取り苦痛を受けることになります。また、送り手側も興味の無い人にメールを送っても無駄なだけです。

そこで、オプトインメールという形態のサービスが現在、支持を集めつつあります。これは、商業メールの受信者が、予め登録しておいた興味のある分野のメールを受信することを許諾する代わりに、金品をプレゼントで受け取ることができるというものです。

オプトインメールサービスの場合、希望しない分野のメールが届いたりすることはありませんから、ある意味安心です。むしろ自分の興味のあるサービスの最新情報について無料で入手できるという点で有益であると言えます。

また、この種の大手のオプトインメール・サービスの場合、個人情報の取り扱いについての指針（プライバシー・ポリシーとも言われるようです）を明記していますから、そういう意味でも個別の懸賞企画に応募するより安心だと思います。個人情報の登録も基本的に１サービス１回で複数の懸賞に応募できるわけですし、便利だと思います。

一方、オプトインメールではなく、いわゆるスパムメールを送る人たち（スパマーと呼ばれる）のメールアドレス獲得源は何も懸賞サイトだけではありません。掲示板やニュースグループの場合もあります。対策としては、スパムで閉口してE-mailアカウントを閉鎖する憂き目に遭うのに備えて、転送メールアドレス (詳細は、快適Net.comがまとめた「無料アドレス From A to Z」を参照のこと)を準備することをお勧めします。無料アドレスなら、スパムメールがどうしても減らない場合は、メールアドレスを変えれば良いからです。プロバイダから貰ったメールアドレスしかない場合、最悪プロバイダを変更しなければならずリスクが大きいですね。

無料アドレスには、転送アドレス・サービスの場合と、gooメールのようなWEBブラウザでメールを送受信するWEBメールの2種類があります。ご利用のシーンに合わせて、転送メール・WEBメールを使い分けると快適なインターネットライフを送ることができるはずです。